2014年12月27日

国立『言の葉』会参加記

26日午後、国立の公民館で、八覚正大さんが世話をしている文学研究会『言の葉』会の第21回がひらかれたのに参加した。講師は八覚さんの知己の榎本修さん(高校の国語の先生だった方)。参加者12人ほど。今回のテーマは上田秋成の「春雨物語」で、そのなかの「二世の縁」「捨石丸」を読み、さらに「胆大小心録」の一節や岡本かの子の「上田秋成の晩年」も参照しながら、秋成の生涯や文学の仕事の性質を考えてゆくのだが、榎本さんの進め方は聴講する側にほとんどストレスを感じさせない滑らかで活気に富んだもので、気持ちよくこの江戸時代有数の文人について勉強させてもらった。秋成の神業ともいうべき非凡な文才と実生活上の数々の不運との絡まり合い&相剋が浮彫りにされ、強烈な印象を受けた。三冊目の詩集『重力の踵』も刊行しいよいよ多方面に活躍、“国立アカデミア”なる自主大学的グループの結成を夢見ている八覚氏の元気にふれ、年末の疲れがすこし和らいだかんじがした。
(池田康)
posted by 洪水HQ at 18:25| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: