2015年07月06日

洪水16号完成

kz16.jpg洪水16号がようやく完成しましたのでご案内いたします。
今回の特集は「池辺晋一郎の音の劇」。現代日本を代表するこのパワフルな作曲家の仕事を俯瞰し、その魅力を探ります。作家・池澤夏樹氏との対談、詩人の小池昌代さんによるインタビューのほか、西村朗、石田一志、大石芳野、新実徳英、伊藤弘之、伊左治直の諸氏による評論やエッセイを収録します。編集人の池田も小論をつづっています。
この号ではまた作曲家の佐藤聰明氏の連載エッセイ「音の瞑想」が新しく始まりました。今回は小栗康平監督の画家・藤田嗣治を描いた新作映画「Foujita」に佐藤さんが音楽をつけた話を出発点にして芸術の課題はなにかを考えます。ご注目下さい。
それからミュージック・フロム・ジャパン音楽祭40周年の記事を福中琴子さんがレポートして下さいました。
巻頭詩は八木忠栄、谷口ちかえ、栗原洋一、北爪満喜、久野雅幸、そらしといろの六氏。細々とつづいている瀧口修造のコーナーは馬場駿吉さんの連載に加え、今号は岩崎美弥子さんの、瀧口が中谷宇吉郎による雪の結晶の研究にどう反応したかを考察する「妖精の結晶学」を掲載しています。
ぜひお手に取ってご覧下さい。
(池田康)
posted by 洪水HQ at 14:42| Comment(0) | 日記
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