2008年12月30日
年末のバイロイト
今年の仕事もようやく終わろうとしている。昨夜録音した「トリスタンとイゾルデ」を聴きながら仕事している。そう、いま、FMでバイロイト音楽祭の録音放送を夜やっていて、9時過ぎに開始で最後まで聴いていると午前2時になる。先日の「神々の黄昏」はこれも作業しながら聞き惚れていたが、疲れがまさって最後まで聴けず途中でスイッチを切って寝てしまった。いつもは7時半からクラシックの番組が始まるのだから、その時間帯からやればいいのにと思うのだが、バイロイトはやはりちょっと暗いところに置こうということか。MDに4倍ロングプレーで録音するのだが、そうすると「トリスタンとイゾルデ」全曲約4時間強が小さなMD一枚に入ってしまうのだから驚きだ。そんな超ロングプレーだと音質が悪いのではないかと考える人もいるだろうけど、たぶんその通りなのだろうけど、録音したものをいま聴いていたかぎりでは、まずまずで、それほど不満を感じない。2枚に分ける不便さを考えると、やはり×4ロングプレーはありがたい。案内の人が同作品の2006年の上演との比較をなにか話していたが、たしか2006年のものも録ってあったから、いつか聴き比べてみたい。今夜は「パルシファル」、いよいよダニエレ・ガッティ登場のようだ。とても楽しみである。ただ「パルシファル」はスクリプトをちゃんと読んだことがなく、どういう話なのだかよくわからない若葉マーク状態だから、ついていけるのか、いたって心許ない。いつか果たそうといつも思いながら、生憎、まだ。そういう「課題」が両手の指の数くらいはあるかもしれない。いやその3倍あるかもしれない。来年はぐんと速度をあげて百千の課題を蹴散らしていきたいと切に思う。(池田康)
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