2010年01月15日

最近、村上昭夫

『動物哀歌』の村上昭夫の詩は(盛岡で発行された『動物哀歌』も持ってるが)思潮社の現代詩文庫『村上昭夫詩集』でも読めるので、…「原野や川や鳶や魚を求めて歩いていた」赤い土の上を歩いたような、題名「秋田街道」の詩であったのだな、赤い土は魚の味(乾燥)であったので「あの街道が今日からの/ぼくの新しい淋しさになる」。題名「ひとでのある所」までナマコのようなゼリー階段をどこまでも下りていく絵を見た絵を、深いので「周囲が古びた森林のように」版画を見て壁を見て斜めに下っていた。ヒトデ、と、なまこ、が、ギザギザである。題名「地底の死体」は「ハ虫類かも知れない」爪が青く銀色に透明に白く光っているだろうなあアンモナイトは壁の絵だった。「地上へ出たい」といつでも思う思う口を開くワニ。題名「黒いこおろぎ」の「黒い足のつま先」光っています「世界はまだできあがらない/黒いこおろぎなのだ」いろいろ多い夢を見て歩いて広がる虫を手足で作っていったようだった、題名「熊のなかで」も(小笠原鳥類)
posted by 洪水HQ at 05:26| Comment(4) | 来信
この記事へのコメント
小笠原鳥類 さま

明けまして
おめでとうございます。


ギザギザの世界は
黒いヒトデとヴォーカルなのだ




Posted by Xieng Khuang at 2010年01月16日 04:37
村上昭夫さんが「深海魚を見たと思う」思う思う、思うよ、と書いていましたので、窓を見たんだろうなあ、長い(長い)深海魚の背中がギザギザなのはヒレなんだ、ヒレは魚の窓ですよ。
Posted by 小笠原鳥類 at 2010年01月16日 06:03
「動物哀歌」
久々に目にしました。

大好きでした。
押入れを探せばでてくるかなぁ。

Posted by いらくさ at 2010年02月04日 15:14
古い木の家の、押入れには銀色と青の模様のある箱があって、中には「干された泥鰌」ドジョウが乾燥して、深海のサメのように曲がって入っているのです「星の粒々だ」。
Posted by 小笠原鳥類 at 2010年02月04日 22:07
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