2010年06月20日

横浜散策

昨日はよく歩いた。横浜に出て、草場書房の草場さんと昼ご飯を食べながら、もろもろ相談&雑談をし、神奈川近代文学館に「開高健の世界」展を見に行くということなので、予定に入っていなかったが、一緒に行くことにする。みなとみらい線本町中華街駅から、港の見える丘公園(眺望いいです)を通って文学館へ。入場料400円、割引券をもっていたので100円引き。作家を写したモノクロ写真が異様に魅力的だった。観覧の後、外人墓地を脇に眺め、ゲーテ座の前を通り、元町商店街を遊歩し、中華街の関羽を祀った廟に参拝し、さらに伊勢佐木町まで歩こうということになって、横浜球場へ来たら、横浜・阪神戦をやっていて、大歓声で、アナウンスが「城島」の名前を告げていたりする。散歩のシーンの移り変わりがそのまま物語になるのが魅力的。興奮の香りだけもらって、ギャラリー伊勢佐木町で開かれているネパールの画家ゴヴィンダ・ドンゴルの個展に行き、詩人の金子秀夫さん、福田美鈴さんとお話をし、ビールをご馳走になる。辞して、さらに歩き、馬車道からみなとみらいへ。日本丸を右手に見てさらに歩き、クィーンズスクエアにたどり着く。5、6キロは歩いたのではないか。みなとみらい小ホールでコンサート「カルチエ・デテ2010」フランスの作曲家レジス・カンポの特集演奏会を聴く。初演が2曲あり、作曲家も会場に来ていた。演奏充実。シンプルな音楽を作る度胸もある人のよう。構成上のメインはふたつの弦楽四重奏曲。そのほかにチェロの独奏曲集から2曲を選んで演奏したが、これは全曲聴いてみたいと思った。こうして横浜散策の一日が終わった。(池田康)
posted by 洪水HQ at 13:47| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
おお、開高健さんの名前がある。開高さんの集英社文庫の『オーパ!』はとても暗く光って流れる河の魚の本でしたアマゾン、ピラーニャ(ピラニア、写真と文章
Posted by 小笠原鳥類 at 2010年06月20日 21:55
開高健展は、作家の生涯ということについて考えさせられました。こんなふうに道を模索するのだなと。当然のことですが。
Posted by 池田康 at 2010年07月14日 20:46
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