2010年07月12日

中桐さんと動物

思潮社、現代詩文庫38『中桐雅夫詩集』から、いくつかの部分……「蟻のいのち/青かびのいのち/海の魚のいのち/一個のルビイ」地球の海が丸いアオカビである、みかん、レモンなので、魚の黄色い光も水中が緑色であるだろう。あおかびザワザワ(風)「私の猫は」「ミルクをなめ、蜥蜴をたべた」ミルクが青く光って流れる夜、背中の線、彫刻(星座)……「海底から土竜が顔をのぞかせ、」「ひからびたかれいをなめている」カレイが曲がっているレコード。ひれが多いし、骨があって、定規を食べているような竹。「魚の血のごとく/冷たい野の花」夜は青くて赤いし、上には緑色が広がっている「山のなかの夜/流れる魚」山を切ると粘土だった。粘土で座る人の形を作っていると、足が魚について考えている「黒鳥は見る/ナイル河の魚、遠い昔から/腹を上にして泳いでいるシノドンチスを」おお、この、シノドンチスが……サカサナマズ。河は砂と砂の間にあった。「そのちいさな犬がすこしこわい、」その小さな犬が(小笠原鳥類)
posted by 洪水HQ at 02:36| Comment(0) | 来信
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