2011年02月04日

白い美術館が青い

中央公論社『日本の詩歌』19の荻原井泉水の俳句(なのだろうか)について、1月21日の文章からの続き「みかん配りあまりて籠(かご)にあるみかん、大会」この大会はナマコの集まる大会なのだと思ったオレンジ色、かごはルビ「四五人ゆかたでハゼがつれそうな其の船ゆらゆら」電気を出すウナギも光る船に登ってくる這うハゼ、イカ「木の椅子はいつも外に出してあるので雪ふる」木が乾燥しているので雨は雪になってパラパラとやって来る「目をつむつて眠る人形と雪の夜寝ている」朝になると人形は目を開いて熱帯魚になるのだし、水槽が青い青い「海の月がくらげのような思い出になろう」月が透明だったし中で魚がガラスのように泳いでいる小さい。ランプで明るい浮ぶ「白い美術館と冬の草が青くて池のほとり」白い美術館が青いと思いました。水が青くて白い木が青い「水が水とうたいはじめる春になる」レコードはドロドロである。暗い水面には線が多いと思った「走つてぬれてきて好い雨だという」呼吸が明るい(小笠原鳥類)
posted by 洪水HQ at 05:17| Comment(0) | 来信
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