2011年04月17日

「いま ここにいること」

福島の伊武トーマさんから詩が届いている。

「いま ここにいること」

首輪がちぎれた犬が
何かを訴えようと
くんくん鼻を鳴らすように
意味より思いを伝えたい

道端にひとり咲く花が
逆風にあらがい
散るのをこらえているように
弱さを強さに変えてゆきたい

群れからはぐれた鳥が
星をついばもうと
高くはばたいてゆくように
孤独と希望を分かち合いたい

いま ここにいるということ
悲しいのもいま 苦しいのもいま
いま ここに生きている
ただ それだけでいい

犬の目をした少年が
振り向くことなく
帰らぬ人を待つように
真っ直ぐ前を向いていたい

雨に濡れた少女が
崩れた橋のたもとで
ひとり空を見上げるように
みえない星を信じていたい

悲しみが 怒りが
いつか微笑みとなるよう
手に手をとって
いのちといのち つないでゆきたい

意味より思いを伝えたい
弱さを強さに変えてゆきたい
孤独と希望を分かち合いたい
真っ直ぐ前を向いていたい
みえない星を信じていたい
いのちといのち つないでゆきたい

いま ここにいるということ
悲しいのもいま 苦しいのもいま
いま ここに生きている
ただ それだけでいい

伊武さんは、この詩が作曲され、歌になることを望んで、書いたとのことである。
共鳴する作曲家、ミュージシャンはぜひ、音楽化に取り組んでいただけるとうれしい。
(池田康)
posted by 洪水HQ at 00:09| Comment(0) | 日記
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