2011年05月18日

七、角、夜、ではない

岩波文庫でボルヘス…93年に『伝奇集』(鼓直訳)があって、中野達彦によるカヴァーには紫色の少し眠って笑うようなボルヘスの顔が大きかった。ボルヘスの岩波文庫のカヴァーは、多い岩波文庫の、赤や緑などの四角の中に題名や人の名前と、小さい絵や写真、というものじゃなくて、中野達彦がデザインした、もっと広がる暗い写真や絵である。16年後(待ったよー)、岩波文庫のボルヘスの2冊目が09年『創造者』(鼓直訳)で、中野達彦のカヴァーは太陽のような絵の上に杖を持って立つボルヘスの写真が少し暗くて青かった。それから09年の3冊目『続審問』(中村健二訳)で、中野達彦はカヴァーにピラネージの暗い不安な建築の版画を使って、建築も描かれていてライオンも描かれていたし、これまで3冊の題名が漢字3つ、なので、すると、次は、と思って待っていたのだよ。すると今年5月の4冊目ボルヘス岩波文庫が『七つの夜』(野谷文昭訳)で、この「つの」を「角」と書いたらいけないな…カヴァーで並ぶ事典と少し笑うボルヘス写真(小笠原鳥類)
posted by 洪水HQ at 23:28| Comment(0) | 来信
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