2011年08月04日

岡崎和郎一点展@玉川台図書館

岡崎和郎さんのオブジェ作品を世田谷区の玉川台図書館(東急田園都市線用賀駅から徒歩5分)で一点ずつ展示するプロジェクトが始まっている。空閑俊憲さんが企画者として動いて実現した。まず第一弾として「心」文字のオブジェを展示していたのだが、今日、展示替えをするという知らせを空閑さんからもらって、見に行った。岡崎さんも来ている。土渕信彦さんも手伝っている。ほかに、空閑さんのお姉さん、世田谷美術館の橋本さん、同図書館館長の越後さん。心オブジェを台から降ろし、今日から新しく展示される作品は「黒い雨」、広島の被爆をシンボライズしたもので、全体が黒く、細くくねる雨垂れが足になって「ドーム」を支えている。雨垂れは広島の平和記念館にある影像を円筒型にしたということ。本当は、作者の胸の内の計画では、高さ5メートルほどのモニュメントを考えていて、今回の作品はその模型なのだそうだ。岡崎さんにとっても大事な作品のようで、はじめて外に出すということだから貴重な機会だ。原爆投下の8月6日をふくむ、終戦日15日までの特別展示だそうである。作品を梱包から出して新たに展示台に据え付ける作業は、なにやら厳粛で感動的だった。その後、多摩川を越え、カフェ「甍」に移動して、雑談は3時間に及ぶ。岡崎さんの独擅場。不思議な和気が楽しかった。
(池田康)
posted by 洪水HQ at 21:30| Comment(0) | 日記
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