第二部は、「洪水」10号のTHE CREATING PLAYERSでインタビューしたAyuoさん(作曲&演奏&ダンス)とその仲間の四重奏団Seashell、そして管啓次郎さんの朗読、天野美和子さんのダンスによる「ペレ─ハワイの神話」の公演。以前聴いたよりも長いヴァージョンになっていた。抱擁の場面はコレオグラフィの観点からどうかとかワーグナーをこのようにもろに引用するのはどうかとか疑問点もいくらかあったが、このような少人数の編成で大きな立体感のある音楽舞踊劇を成立させてしまう手腕はたいしたものと思った。フラダンスは、最後に出てきて、とても見応えあったが、前のヴァージョンのほうがもっとたっぷりあってよかったのではないかとも感じた。
(池田康)
(池田康)